カスタム G
皆様、こんにちは!大分の皆様の暮らしをサポートする「びびんこ大分」です。今回は、先日経験した引っ越しサポートについてお話したいと思います。私たちは、単なる荷物の運搬だけでなく、お客様の心に寄り添ったサポートを大切にしています。今回も、そんな私たちの想いが詰まったエピソードです。
社会福祉協議会からのご依頼、そしてお客様との出会い
ある日、社会福祉協議会様から一本のご相談をいただきました。お一人暮らしの男性の引っ越しのご依頼です。早速、お見積もりのためにご自宅を訪問させていただくと、お部屋には運搬したいものだけが残されていました。お客様は「いらないものは、自分で片付けて大分市の清掃課に取りに来てもらいました。大変だったけど頑張りました」と教えてくださいました。お一人でここまで準備されたお客様の努力に、胸を打たれる思いでした。
社会福祉協議会様も交え、引っ越し料金についてご相談させていただき、お客様のご負担を少しでも減らせるよう、しっかりと話し合った上で作業日程を決めました。
予期せぬ入院の連絡と、お客様の心遣い
引っ越し前日のことでした。お客様ご本人からお電話をいただきました。「首藤さんごめんな。今日、入院してしまったんよ。明日の引っ越しはお願いしたいんだけど…いいかな?暑いのにごめんな。痩せた俺だけど手伝いたいって思ってたんだけど…。カギを渡したいから病院まで来てもらえませんか?」
突然の入院の知らせに、お客様の容態がとても心配になりました。すぐにお電話を受けて、病院へと向かいました。面会許可を得て、お客様にお会いすると、点滴をされており、腕には止血のバンドが。心臓カテーテルを受けられたとのことでした。しっかりとした口調ではありましたが、お身体の負担は想像以上だったことでしょう。
「こんなことになってしまってごめんな。暑いのに悪いな。そのかばんを取って」と、お客様はかばんから封筒を取り出されました。そこには「びびんこ大分 大分支部長様」と書かれていました。「俺も手伝おうと思ってたのにごめんな。引っ越し代を入れてるからお願いします」お客様はそうおっしゃいました。ご自身の体調が悪いにも関わらず、私たちのことまで気遣ってくださるそのお気持ちに、胸が締め付けられるとともに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私たちは、お客様に「何も心配しなくて大丈夫です。今は治療に専念してください」とお伝えし、ご自宅と新居のカギをお預かりして病院を後にしました。
心を込めた引っ越し作業と、大家さんからの感謝の言葉
引っ越し当日。まずは大家さんにご挨拶をさせていただき、作業を開始しました。お客様の大切な家財を傷つけないよう、必要なものにはしっかりと養生を行い、慎重に運搬車両へ積み込んでいきました。お客様が頑張って片付けてくださったおかげで、スムーズに作業を進めることができました。
全てのお荷物を積み終えた後、入院中のお客様に代わって、簡単ではありますが、お部屋のお掃除をさせていただきました。長年住まわれたお部屋には、様々な思い出が詰まっていることでしょう。最後に大家さんに見ていただくと、「長年住まれていたから大変だったでしょう。綺麗にしていただきありがとうございました」とのお言葉をいただき、私たちもひと安心しました。


新居への搬入と、びびんこ大分のきめ細やかなサポート
次はいよいよ新居への家財搬入です。新居には、お客様の妹様が来てくださっていました。新居は3階までの階段で、この夏の暑さも相まって、正直なところ「うっ…」と気持ちがへこみそうになりました。しかし、闘病中のお客様のために、私たちは「頑張るぞ!」と気持ちを奮い立たせ、作業に取り組みました。
全ての家財を無事にお届けし、最後に全てのカギを妹様にお渡しした時のことでした。なんと、自転車のカギも一緒についており、お客様の自転車があることが発覚したのです。妹様は「子どもが休みの時に取りに行きます」とおっしゃってくださったのですが、このままではお客様にご不便をおかけしてしまいます。
「それは大変!」と、私たちは急遽、自転車を取りに戻り、自転車置き場にきちんと入れてカギをかけ、無事に全ての作業を終えることができました。
お客様の安心が、私たちの喜び
引っ越し作業が全て終了したところで、入院中のお客様へ無事にお引っ越しが終わったことをお電話でご報告しました。お客様はとても安心されたご様子で、そのお声を聞いて私たちも心から安心しました。
今回も、この出会いに心から感謝しています。お客様がまたお元気になられた頃、ぜひお顔を拝見に伺いたいと思っています。
びびんこ大分は、単にお荷物を運ぶだけでなく、お客様一人ひとりの状況に寄り添い、真心を込めてサポートすることを大切にしています。お困りのことがあれば、どんな些細なことでも、どうぞお気軽にご相談くださいね。
今回も出会いに感謝。
ご依頼ありがとうございました。