こんにちは、びびんこ大分です。
今回、私たちは転院目的での介護タクシーの移動サポート を行いました。
ご依頼主さまは、お身内の方がいらっしゃらない方。
そんな中、看護師が添乗し、安全に目的地までお送りする という形でサポートをさせていただきました。
移動中のやりとりや、病院に到着して感じたことをレポートします。

ご依頼主さまと対面—第一声に感じた想い
ストレッチャーに乗られたご依頼主さまに挨拶をすると、最初に発せられた言葉は—
「お金ならある!」
そう言って、着ている半纏(はんてん)のポケットをポンポンと叩かれました。
その言葉の背景には、どんなお気持ちがあったのでしょうか?
もしかすると、「身寄りがいなくても、私は大丈夫」という意思表示だったのかもしれません。
または、「しっかり対価を払うから、ちゃんと頼むよ」という信頼の表現だったのかもしれません。
その後、私が声をかけても、頷くだけで多くを語られませんでした。
けれど、移動中の快適さは大切です。
「暑い」「寒い」というご要望に応じて、掛け物を調整したり、車内の温度を調整したりしながら、静かに見守ること に徹しました。
景色を眺めるご依頼主さま—思い出の地への移動
車内では、ご依頼主さまはずっと窓の外を見つめていました。
特に会話を交わさずとも、じっと景色を眺める姿から、何かを感じ取ろうとしているようにも見えました。
病院が近づくと、今まであまり動かなかったご依頼主さまの 首がゆっくりと動き、さらに景色を眺めるようになった のです。
そこで、私は問いかけてみました。
「こちらで暮らされているんですか?」
すると、初めてしっかりした言葉で答えてくださいました。
「ずっとここ。今から行く病院も長く世話になっているところだから安心。」
その言葉には、 「ここが私の居場所だ」という安堵の気持ち が込められているように感じました。
到着—病院の職員さんたちがかけた言葉
介護タクシーが目的の病院に到着すると、職員の方々が温かく迎え入れてくださいました。
「おかえりなさい😊」
その声をかけられたご依頼主さまの表情が、少し和らいだように見えました。
病院と聞くと、どこか「施設」というイメージを持つかもしれません。
しかし、そこには人と人のつながり がしっかりとありました。
「おかえりなさい」と言葉をかける職員さんたちの雰囲気に、まるで「家族のような温かさ」を感じました。
私自身も、胸がじんわりと温かくなった瞬間でした。
身寄りがいない方の転院支援—今後の課題
今回のご依頼主さまのように、お身内がいらっしゃらない方が転院するケースは、今後さらに増えていくかもしれません。
「もし、自分が一人だったら?」
そう考えると、安心して移動できるサポート体制が必要 だと強く感じました。
医療搬送や転院には、ただ「移動する」だけでなく、
✅ 体調の変化に気を配る
✅ 移動中の快適さを確保する
✅ 精神的な安心感を提供する
といったサポートが不可欠です。
びびんこ大分では、看護師が添乗することで、医療的な視点からも安心できる移動を支援 しています。
びびんこ大分の「看護師同行転院サポート」
びびんこ大分では、転院が必要な方や医療的な配慮が必要な方のために、看護師が添乗する移動支援 を行っています。
🌱 サービス内容 🌱
✅ 転院時の看護師同行(健康管理・見守り)
✅ 移動中の快適サポート(温度調整・姿勢補助)
✅ 医療スタッフとの連携(受け入れ先病院との引き継ぎ)
「転院したいけど、身寄りがなくて不安…」
「一人での移動に不安がある」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
皆さんの安心のために、私たちができることをお手伝いします。
まとめ
今回の転院サポートでは、「人の温かさ」が随所に感じられた1日 でした。
✅ ご依頼主さまの安心できる場所へお送りできたこと
✅ 病院のスタッフの温かい迎え入れ
✅ 看護師が同行することで生まれる「安心感」
びびんこ大分では、ただ移動をお手伝いするだけでなく、
ご本人が「安心して移動できること」を大切に サポートを行っています。
これからも、皆さんの「安心できる外出」を支援してまいります!