日本の葬儀は約95%が仏式で行われています。
一般的な流れとしては、お亡くなりになられてから、搬送されて納棺を済ませた後、お通夜・葬儀・火葬と続きます。
ご葬儀にはいくらぐらい金額が掛かると思いますか?また、準備をされていますか?
ご自身で、積み立てなどを利用したり、葬儀社などの互助会会員になり、準備をされている方もいらっしゃるかもしれません。
「お葬式に関する全国調査2020年」での大分県の葬儀費用相場ですが
- 参列者の平均人数…61人
- お葬式そのものにかかった費用…957,000円
- 飲食費…295,800円
- 参列者からのお香典の平均総額…672,000円
と、記されています。
とはいえ、これらの数字は2020年のもので、コロナ禍となった現在の状況とは、だいぶ差があるものと思われます。
また、葬儀の種類によって掛かる費用も変わってきます。葬儀には、
- 一日葬
- 家族葬
- 一般葬
- 火葬式
がありますが、その種類に応じて葬儀社からの提示金額も変わります。
大分県内にも多くの葬儀社がありますが、葬儀社選びも大切です。
場所や会場の規模・やり方・金額などが気になるところだと思います。

上記は、大分県内にある葬儀社4社の価格比較表です。
提示されている価格は、葬儀に際してのパック料金と思われますが、葬儀社によって、内容が異なりますので、提示金額内に何が含まれているか確認することが大切です。
また、葬儀には、葬儀そのものに掛かる費用とは別に、飲食や返礼品など接待に掛かる費用や、お布施や宗教者へのお礼があります。
どの様な葬儀をしたいのか、どの様な葬儀をするのか、どの様な葬儀が出来るのか。
送る側も送られる側もいろいろな思いや考えがあると思います。
心穏やかに葬儀が執り行われるよう、思いや考えを伝えられると良いですね。

さて、葬儀・お葬式には法的な義務はありませんので、執り行わないという事も可能です。
が、葬儀を執り行わない場合でも、搬送・納棺・安置・死亡診断書の提出・火葬(埋葬)許可書の取得・火葬を行う必要があることから、葬儀社への依頼が必要となり、これらには費用がかかります。

コロナ禍の中でのご葬儀で、家族葬を選ばれる方が増えてきているようです。
家族葬を選ばれる理由としては
- 小規模少額で執り行える
- 返礼品や通夜振舞いなどの変動費がおさえられる
などがあるそうです。
また、葬儀・告別式を済ませ火葬の後に、精進落としや初七日・百か日法要など、繰り上げ法要をされる方もいらっしゃるようです。

さて、葬儀関連の補助金についてですが、大分市では経済的な事情で葬儀費用が捻出できない場合、
自治体に申請をすることで葬儀費用を負担してくれる葬祭扶助制度や、葬儀後の申請で補助金が支給される制度があります。
また、故人が大分市の国民健康保険か後期高齢者医療制度の加入者であれば、喪主に対して補助金が支給されたり(葬儀の日の翌日から2年以内に申請)、
故人が国民健康保険以外の健康保険か協会けんぽの被保険者または資格喪失後3ヶ月未満、かその故人の被扶養者には埋葬料が支給されます。
詳細は大分市のホームページをご確認ください。
県内各自治体についても補助金制度もあろうかと思いますので、必要であれば問い合わせをしてください

事前相談や施設見学会を開催している葬儀社も多くなっています。
どちらの葬儀社でも、問い合わせに関して丁寧に対応をされることと思いますので、足を運んでみるのも良いのかもしれません。