お盆に入り、お墓参りに行かれた方も多いのではないでしょうか
お盆は、御先祖さまや亡くなった方の霊を自宅に迎えて、一緒に過ごす供養のひとつで、日本の、古くからの風習が根強く残っている行事でもあります。
今日はお盆の初日。迎え盆の日です。
御先祖さまや個人の霊が迷わず行き来が出来るように、目印として『迎え火』をたかれたお宅もあろうかと思います。
炮烙(ほうろく)と呼ばれる素焼きの皿に、オガラやたいまつを置いて火をたくもので
お盆の最終日である送り盆の時は『送り火』をたくことで知られています。
我が家でも、玄関先で『迎え火』をたきました。ゆらぐ炎をみていると、穏やかな気持ちになりますね

昔は玄関先に茄子とキュウリの見立てを置いていました。ご存じの方も、いらっしゃるのではないでしょうか【精霊馬】と、呼ばれるもので、茄子は牛に、キュウリは馬に見立てられ、迎え盆の時は、馬に乗って早く家に戻っておいで。送り盆の時は、牛に乗ってゆっくりとお帰り…との、願いが込められているそうです。私にとっては精霊馬も懐かしい思い出です。